2018年11月25日1 分ヌシ漆器に漆を塗っていく職人のことを「塗師(ぬし)」と呼ぶ。 漆器は分業体制で作り上げれらることも多く、器の木地を作る職人は「木地師」、蒔絵を施す職人は「蒔絵師(加飾師)」と呼ばれている。 分業でなく一人で複数の工程をこなす職人も当然おり、産地によって製作工程などは違いがある。...
2018年10月28日1 分武士の漆器 尾張漆器の特徴は「変わり塗り(鞘塗り)」という技法にある。 通常、漆器は美しい鏡面磨きをもって仕上げとするが、尾張漆器は無骨なザラザラ感を残したまま仕上げとする。江戸時代、侍の都市であった尾張藩で“刀の鞘”を製造していたのがその由来である。刀の鞘はその性質上、傷つきやすい。...
2018年10月28日1 分お助け参上!こうるちゃん【螺鈿(らでん)】 夜光貝やアワビなど、貝を使用した漆器の装飾技法。 貝のキラキラした部分を用いるため、非常に綺麗 である。 【堆朱(ついしゅ)】 朱色の漆を何回も塗ってから模様を彫る技法。模様を 彫るためには厚みが必要なため、数十回と塗る必要が...
2018年10月28日1 分魔法のおひつ植物性の“天然塗料”である漆。実は”抗菌剤“というもう1つの顔をもっている。漆の成分であるウルシオールには殺菌効果があり、塗り終わって 完成品となった後にもその効果は持続する。これまで幾度となく実験が なされ、漆器には大腸菌や腸炎ビブリオなどを激減させる力が秘められているこ...
2018年10月28日1 分“japan”ヨーロッパでは陶器を総称して“china”(チャイナ)と呼んでいる。 これはかつて中国から大量の陶器がヨーロッパに流れ込んだことに由来する。同様に漆製品は日本発祥のものであるとの認識から“japan”と呼ばれている。19世紀にはヨーロッパにおいてジャポニズムという日本趣味が...
2018年10月28日1 分カツカレーは箸で喰え!カレーライスをスプーンで食することには、万民異存がないであろう。 しかし、カツカレーはどうであろうか?カレーの上にのったカツをスプーンで扱おうとし、カツを滑らせ衣服を汚すであろうことは容易に想像がつくし、実際にそのような苦い経験をされた方も多々いるであろう。...
2018年10月28日1 分まぼろしの筆蒔絵で線を描く際に最も優れているといわれる「根朱筆(ねじふで)」 毛先が半透明であり、細い線を重厚に描くことができる。原料は琵琶湖に生息するクマネズミの毛であるが、近年、琵琶湖の環境変化からクマネズミが激減し、そのため今日では手に入らない“幻の筆”となってしまった。その代替...
2018年10月28日1 分レイニードライこうる漆の主成分はウルシオールであり、ウルシオールの中にはラッカーゼ という酵素が含まれいています。このラッカーゼが空気中の水分を 取り込んで酸化することによりウルシオールが液体から固体へ変化する ため、湿度が高いと漆は乾きやすくなる、つまり”ドライになる”のです。自然の力で乾燥...